주소 | 대방동 616-10 (大芳洞616-10) |
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소개말 | (国文そのまま) 昔々、泗川市には昇天できず、恨みを抱えた二匹の龍がいたが、一匹は九龍山で横になっている「九龍」で、もう一匹は臥龍山で伏せている「臥龍」だった。 ある晴れた日、九龍山に住んでいた九龍は、昇天するために頭から尻尾の先まで力を入れて力強く空に飛び上がった。 その時、九龍の尻尾に何かがバーンとぶつかったので、後ろを振り向いて見下ろすと、尻尾が大きい岩を打ちつけたのだった。 それを見た瞬間、全身の力が抜けてしまい、九龍は落ちてしまった。 それで、九龍は昇天できなかったが、昇天することだけを待っていた九龍は、落胆して、9カ月の間ずっと横になって泣いたと言う。 村人たちは、最初は九龍が昇天して沢山の雨を降らせていると喜んだが、雨が止まないので、その時になって初めて、その雨が九龍の涙であることを知り、大きく落胆したという物語が伝えられている。 この話を伝え聞いた臥龍山に住んでいた臥龍は、「私は必ず昇天するぞ!」と決意して、昇天のために3日間、万端の準備をした。 一日目には、何か分からない無念さで、これまで住んでいた場所を目に入れると言って、村全体を隅々まで巡り、二日目には、期待とときめきを一杯に抱いて、この土地の食べ物を今や最後だと言って、手当たり次第に思う存分食べた。 最後の日には、敬虔な心でこの土地で溜まった古い垢をすべて落とし、きれいに体を整えないといけないと言って、一晩中、貯水池でお風呂に入った。 このすべての過程を人々の目を避けて行わなければならなかったので、臥龍は本当に苦労したが、昇天ために懸命に努力した。 3日間ずっとあまりに一生懸命、昇天準備をしたせいか、昇天することにした当日になると、臥龍は暖かい日差しであふれる眠気に勝つことができず、しばらく居眠りをしてしまったが… うっかり居眠りしている間に、臥龍の輝いて曲がった背中が山だと思った人たちが、どかどかと登ってきて、背中がくすぐったくなり、臥龍は眠りから覚めた。そこで臥龍は、すぐに昇天するために、体をくねくねと動かした。 すると、山を登っていた人たちはびっくりして、「山が動く!!!」と叫んだために、臥龍はそれ以上動くことができず、静かにその場で再び横になった。 そして、人々が降りるのを待っている間に、時を逃して昇天できなくなったと言う。 こうして、九龍と臥龍は一度だけの機会を仲良く逃してしまった。二匹の龍が昇天できる方法は、一つしかない。 それはまさに如意珠を持つこと。 如意珠を持てば、今度いつ来るか分からない昇天する日を待たなくても、すぐに昇天できるというのだった。ところが、如意珠は一つしかないというではないか。この如意珠を所有するために、二匹の龍がどれほど待ったか。 二匹は、昇天さえできれば、何でもできるという思いを持っていたと言う。果たして一つしかない如意珠はどこにあるか? 九龍と臥龍は、目を光らせて如意珠を探し回った。 しかし、数百年間、如意珠は現れることがなく、その間、九龍が超えて行った道は、分かれて川となり、臥龍が通り過ぎた道は壊れて、いくつかの村になった。 ついに、一つしかない如意珠が実安海辺の海の中深くに落ちているという話を聞いた九龍と臥龍は、実安の海辺で会った。 如意珠を自分のものにするために、おいつ追われつした九龍と臥龍が如意珠を同時に手に握った瞬間、如意珠からは形容することのできない赤い光が吹き出して、空に上がったと伝えられている。 初めて二匹の龍が一緒に昇天したのだった。 この時、如意珠から吹き出した光があまりに強くて、あっという間に空と海は赤く染まった。その光景を目撃した人々は、「光がとても明るくて、その瞬間、目が見えなくなった」と言い、二匹の龍が昇天した海は目がつぶれるほど美しいという意味で「失眼」と言ったと言う。 それを見た人たちは、空と海がすべて赤く染まったそのすばらしい瞬間を忘れることができず、その噂が広く広がり、毎日同じ時間になると、実安海辺には人々が集まり「如意珠の光」を待ったと言う。 それが今日まで続き、「如意珠の光と似た実安落潮」になったという話が伝えられている。また、九龍と臥龍が昇天する姿を見ながら願いを祈ると、不思議なことにその願いが叶った。それで、今でも実安落潮に向かって願いを祈ると、願いが叶うと言われる。 |